・ジンバブエ ドル
ジンバブエ 1000億ドル
2008年6月時点で220万％のインフレを記録していたため、2008年7月19日にインフレに対応すべく1000億ディナールが発行された。
ジンバブエ 10ドル
2008年8月1日
1000億ドルが発行した後もインフレが止まらないジンバブエでは、銀行のコンピューター処理にまで支障が出ているという理由で、10,000,000,000分の1（100億分の1）のデノミネーション（通貨切り下げ）が行われた。
この10ドルは上の1000億ドルと同じです。1000億ドルは発行から停止まで短命でした。
ちなみに、ジンバブエ・ドルの公式レートは1米ドルが588億8656万2526.04ジンバブエ・ドル（7月30日現在）
インフレの原因
過去様々な国でハイパーインフレ起こりましたが、通常戦争の混乱期に物資が不足して起こることが多く、戦時下でも内戦が激しいるわけでもない状態で、このような歴史上トップクラスのインフレが起きた国は珍しいそうです
インフレの原因の大まかな流れ
ロバート・ムガベ大統領が政権を取ってから、白人の保有していた土地を取り上げるなど強引な土地改革したため農業の崩壊が起き、それが最初のインフレの芽となりました
次に外国人保有の会社没収でいっせいに外国人が引き上げ、白人主導で回っていた経済が立ち行かなくなり、同時に外貨不足で輸入物資が滞りさらにインフレを加速
最後には独裁政権に対し欧米の経済制裁などで深刻な経済危機に陥っている
2006年8月1日にも、デノミネーションが行われ、ジンバブエ・ドルは3桁切り捨てられている。
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