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電卓入力が速くなっても直接は投資には関係ないのですが、仕事で使う際に早いに越した事はないですし、日商簿記、税理士試験、公認会計士試験などの自分への投資には役立つのではないかと思います。
このように電卓の使い方を覚えるメリットは沢山ありますが、他にも電卓の練習方法のところに書いてある入力するときれいになる数字は、話題作りに使えますので一度御覧あれ。
税理士・会計士・簿記のそれぞれの試験で使える電卓は、それぞれ機能の範囲が違うかもしれませんし、規制が年度によって変わるかもしれません。
一度使いだしたらなかなか変更できない電卓ですので、買う前に一度試験を取り扱う事務局などにお問い合わせしたほうが良いでしょう。
あと、税理士・会計士を受ける方は電卓の予備は必須です。
参考
試験に使用できる文房具・計算機について(国税庁/税理士試験)
平成19年公認会計士試験の施行の6計算機の使用(金融庁/公認会計士試験)
平成24年公認会計士試験の施行
↑「電卓の使用基準」が書いてあります
日商簿記4級(日本商工会議所の検定試験)
↑「計算器具」についての注意事項があります。
日本電卓検定協会(良くある質問・電卓の機種に決まりはありますか?どんな電卓がいいですか?)
証券アナリスト試験
↑「試験では電卓の使用は可能ですか。」
簿記や税理士試験で、事細かく電卓チェックされた事はありません。
名前をチェックする際にいかにも普通の電卓じゃないだろうというものや、
関数やプログラム機能とかついている電卓は良くないかもしれませんが、簿記では四則演算のみと書かれていても√やGTやM+などやアンサーチェックぐらい付いていても別段問題ないと思われます。(正直付いてない電卓買うほうが難しいですし)
自分もそれで受けました。(ただし試験での使用は自己責任でお願いします)
T 少しでも速く打つために
U 電卓の練習法
V 小技
お勧め電卓
【少しでも速く打つために】
電卓を打つ時には以下のことに心がけましょう。
(テンキーの入力にも応用が利きます)
・入力ミスをなくす。(基本)
・きちんと数字を読み取る。(基本)
・反応が悪い(安物)電卓は使わない。(基本)
・ブラインドタッチで打つ。(応用)
・3本以上の指を使って電卓を打つ。(応用)
・筆記具を持つ手と反対の手で電卓を打つ。(理想)
・入力ミスをなくす。
一番難しいことですが、がんばりましょう。
すごく速く打てても間違いが多ければ、ゆっくり打ち1回で正解が出せる人より結果的には計算速度が遅くなりますし、間違いだらけではどうしようもありません。
計算ミスを少なくするには、あせって電卓打つのではなく、ゆっくり落ち着いて打っていきましょう。
(「きちんと数字を読み取るのと」「性能の良い電卓を使うこと」もミスをなくすのに役に立ちます。)
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・きちんと数字を読み取る。
会計では、三桁ごとに「,」(カンマ)を記入することになっています。
それを目安として、カンマからカンマを一単位として読み取るようにしましょう。
例えば123,456円を電卓で打つ場合、カンマごとに数字を区切って、まず123を見て電卓を打って、次に456を見て電卓を打つ感じで、1度で正確に読み取れるように練習していきましょう。
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・反応が悪い(安物)電卓は使わない。
カード式の電卓はかなり反応が悪く、指の間隔よりキーの幅が狭いためより速い入力には合いませんし、打ちにくいため入力ミスのもとになります。
また、ある程度電卓に慣れてくると、安い電卓の場合、電卓の反応が指の入力に追いつかなくなります。
その度に、電卓を購入し直してもいいのですが、そのころには、指がキーの配置を覚えてしまい、キーの配置の違うものでは、無意識に慣れた電卓のキーを打とうとして、間違いだらけになります。
購入し直すと、お金の無駄以外に再び新しい電卓に手を慣らさないといけないのでかなり大変です。
特に税理士試験や簿記1級レベルを目指す人は、電卓は最初から、ほど良いものを購入しましょう。これらの試験を受けるレベルの人は、必ず自分以外の電卓を扱えないくらい、個人の電卓が自分と一体化しているはずです。
あと、一体化してからの電卓の変更は困難です。
同配列の電卓は複数持っておくようにしましょう。(突然の故障やモデルチェンジで無くならないように)
では、どのような電卓を選べばよいか?
電卓選びの参考を書いておきます。
・12桁推奨(税理士試験の相続税を目指す人は重要)
・特に500円以下のものやカード式の電卓は止めましょう。(絶対に打ち間違えます!)
2000円前後も出せば十分な電卓買えます。それくらいはお金出しましょう。
・電卓の反応速度の良いもの。 3キー分の入力を一時記憶できる機能の付いた電卓を選ぶ
初歩的な判定方法として、1を押したまま同時に2・3も押します。
そして、1を放して、次に2を放します。それで「123」と表示されていれば、どんなに速く打っても電卓が指に追いついてきます。
(最近残念な事に、123を同時に押すと反応が足りない電卓が主流になってきました。少なくとも1と2を同時に押して、1を離すと1、2と表示される電卓を買いましょう)
TWINPOWER(電池とソーラーパワーを併用しているもの)だと大体反応してくれると思います。
・「日数計算機能」や「00」キー(ゼロを二つ打つためのもの)はなくても可ですがあると入力速くなります。
・経理が主な目的の方は税込み・税抜きキーのついたものが便利です。(このキーがあると√(ルート)がない場合が多いですので√キー必要な方は注意してください。)
・税理士試験では、√(ルート)キーは必要ありませんが、日商簿記1級では、計算時に√を活用するようです。(詳しくは経験者や専門学校で聞いてみてください。)
ただ、資格試験を目的にされる方は、あまりプログラムの入力や漢字検索や記憶が可能なもの等の特殊機能がついたものは試験会場で使えないことがあるので、試験要綱を確認しましょう。
(税理士試験や日商簿記では、税込み・税抜き、日数計算程度なら大丈夫です。GTやメモリー機能がない電卓のほうが少ないと思いますがGTやメモリーもOKです。)
購入する際は、ずっと使いつづけるため目的に沿った、ある程度良い電卓を購入しましょう。
注 試験に使用できる文房具・計算機について
・最後に、電卓の入力方式には大別してシャープ式とカシオ式があり、それぞれ打ち方が違うことがありますので慣れればどちらでもいいのでしょうが結構重要です。(個人的にシャープ派)ただ、電卓買い換えが必要になる頃には指が慣れ、メーカー、キーの配置が全く同じ物しか使えなくなりますので、どれを購入すべきか判らないなりにも購入時には使いやすさを考えて購入した方が良いでしょう。
個人的に利用しているのがシャープのCS2170R(6千円台・税込みキー日数計算付)(その他EL-S742とEL339M所有)なので大体同じキー配置の物がお奨め品になります。キー配置が同じ物でCS2128R(5千円台・税込みキー日数計算付)と、前者2つとは少しだけキー配置が違いますが良く使うところは同じといった物で
EL-339M-X
(販売当時2千円前後・ルートキー付)です。
2千円でも高いという人も、経理処理の武器ですのでこれぐらいは出した方が良いと思います。
このページの下のほうにお奨め電卓を書いていますので参考にしてください。
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・ブラインドタッチ(電卓を見ない)で打つ。
数字・電卓を交互に見ていたのでは遅くなります。
基本的に電卓の数字の5に、凹凸があるので、それを目印に電卓を見ずに打っていく練習をしましょう。 (初めはあくまでも、正確に打つこと優先ですので、間違えそうな場合はブラインドタッチでなくても良いです。)
注:ブラインドタッチが完璧になればなるほど、自分のものと違うキーの配置の電卓が使えなくなっていきます。これはパソコンのキーボードより顕著に表れます。
だからこそ最初の電卓選びは慎重に安ければ良いで選ばないようにしましょう。
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・3本以上の指を使って電卓を打つ。
指1本より2・3本で電卓打てるほうが断然速いです。
また、指一本で打ちつづけていると、下手をすると腱鞘炎になります。
指2本からでも徐々に増やし最終的に3本以上で打つようにしていきましょう。
具体的には、右手で電卓打つ場合、1は人差し指、2は中指、3は薬指と言った感じで打ちます。
慣れてきたら4本目の指の小指で+や=などを打てるようにがんばってみましょう。
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・筆記具を持つ手と反対の手で電卓を打つ(理想)
特に試験をうける人にとっては、筆記具と電卓を持ち替えるとそれだけ時間のロスです。
それなりに早く正確に計算できている方は、わざわざ電卓を打つ手を換える必要はありませんが、初めて電卓に触れるといった方は頑張って、筆記具を持つ手と反対の手で電卓を打つ練習をしてみましょう。
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【電卓の練習法】
最終的にブラインドタッチを目指す為にはスムーズな指の運びが必要です。
その為の基本的な手(指)の配置と、スムーズに指を動かす練習に良い計算式?を紹介します。
・手のポジション
右手の場合・・・147は人差し指、258は中指、369は薬指、=は小指(理想)または薬指で打ちます。
左手の場合・・・369は人差し指、258は中指、147は薬指、=は親指(理想)または人差し指で打ちます。
=の変わりに+の方がキーの大きさ大きいので、=で終わる計算を+を終わっても良いです。
(例えば123×456=を123×456+と電卓打っても良いです。)
電卓には、大体数字の5に凹凸がついていますので、初めは5を意識しながら打つと良いでしょう。
出来るだけ三本指以上で入力してみてください。
下記の式を電卓で入力してみてください、きれいな数字が出ると思います。
結果がきれいな数字が出れば指がきちんと動いているということです。
練習に使ってみると良いでしょう。
・12345679×9=
(12345679×18= ,12345679×27= ,×9の所を9の倍数で入力してみる)
・123+369+987+741=
・147+789+963+321=
・159+951+357+753=
456+654+258+852=
ここからは練習というより...おまけです。
・12345679×8+9=
・12345679×9+10=
・111111111×111111111=
・33333×99999+66666=
・15873×7=
電卓のブラインドタッチは1日にしてならずです。毎日数分でも良いので電卓に触れるようにしましょう!
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【小技】
(カシオとは全然違ってくるので、ここからは確実に説明できるシャープ専門で説明して行きます。)
まず、下記の計算をする場合を考えてみましょう。
888÷(123+321)=
この計算を、通常解くには123+321の部分を一度計算して、答えの444メモリー機能や紙に書いて記録した上で、もう一度888÷444を計算しますが、123+321÷=888と入力すると同じ結果になります。(赤字の部分間違い修正しました)
このように÷=を利用することによって記録したりする手間が省けます。
次に、下記の計算をしてみましょう。
100×5=
100×3=
100×2=
この計算は、通常解くには1行ずつ計算して、答えを出していきますが、100×5=で答えを確認後、そのまま答えをクリアーなど何もせずに、3=、2=と続けていくと、それぞれの答えが出て来るので、時間短縮できます。
ちなみに、下記の計算にも利用できます。
100×5%は?
100×3%は?
100×2%は?
これも100×5%、3%、2%とすることで短い時間で答えを出すことが出来ます。
割り算の場合は、上記の方法はそのまま使えないようです。
100÷10=
200÷10=
300÷10=
分母部分が、同じ場合は、100÷10=、200=、300=とすることで使えるみたいです。
消費税の設定が出来ない計算機で、税抜き金額からから消費税と税込みを求めようとした場合、100円×5%、100円×105%と二回計算している方もいるかもしれませんが、この場合100×5%、として消費税を求めてそのまま+=と入力すると税込み金額が出てきます。
100円の5%増しは、と覚えておくと良いでしょう。
(100×5%+=)
逆に100円の5%引きは、という問題は100×5%、−=で計算すると5%の金額と5%引いた残額の二つの結果が一回の計算で求められます。
お勧め電卓
自分が使ってお勧めだったり、掲示板等で評判の良いものを紹介してます。
現在簿記2級や3級受験中で、将来会計士や税理士狙っている人は、はじめから3キー分の入力を一時記憶できる早打ち対応を選び、モデルチェンジや生産終了に備えて複数台買っておく事が重要です。
簿記1級受ける方は√キー付きを選ぶ
カシオ製電卓には2キーまでは出来ますが、3キー分の入力を一時記憶できるものがほとんど無く、シャープ製でも数が少なくなっていますので、存在しているうちに予備とあわせて買っておきましょう。
EL-S432-X
とりあえず安ければ良い人向け
シャープ 電卓 EL-G35
上の電卓が大きいと言う方はEL-G35はどうですか?
下のリンクそれぞれ違う店が紹介しています。
EL-S752XもEL-S432Xも2キーロールオーバー機能
EL-BS642-X 計算ドリル付き電卓買ってみました。
計算ドリルの部分が、税理士試験で問題になるかもしれませんが、予備としてや試験に関係なく仕事で使うなら、とても良いです。計算ドリル結構はまります(笑)
シャープ製の早打ち機能(2キーロールオーバー)の商品はありますが、3キーロールオーバー機能の付いた商品は、EL-BS642-XとEL-BM41のみのようです。(2006年 6月 5日シャープに確認済み)
その他
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テンキー電卓などの紹介のページ
お勧め周辺機器・小物
仕事や勉強の環境を変えてみると能率上がるかも?
見るだけでも面白いですよ
机特集
椅子特集
電卓パーフェクト活用マニュアル第2版
第1部 電卓の機能と働き/第2部 電卓のスピードアップ活用法(教室編/実務編/電卓検定編/会計科目編/簿記論・税法科目編)
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電卓テキスト新版
1 電卓各部の名称と働き(数字キー/小数点キー/計算命令キー ほか)/2 『速算電卓』上達のポイント/3 キータッチの方法(キータッチの留意点/指の使い方の基本練習)/4 電卓技能検定試験とは(電卓技能検定試験の解き方(GT機能付の場合)/電卓技能検定試験の解き方(GT機能のない場合)/数字の書き方・訂正の仕方 ほか) |
電卓操作術
1 電卓の基本操作(電卓の選び方/電卓各部の名称/液晶表示部(シンボル) ほか)/2 操作の注意事項(電卓のスピードは必要か?/右手か左手か?/ペンを持ちながら ほか)/3 電卓の実戦操作(総仕入額/総平均法による単価計算/移動平均法による単価計算 ほか)/電卓操作早見表 |
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一部間違いがあったのを修正しました。間違った情報を載せて申し訳ありませんでした。
指摘していただいたCHOCO★LATTEさんありがとうございます。
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